「弁護士に相談するのに準備が必要ですか?」と聞かれたら、「必要」ではありません。
とくに準備をしてこられなくても、弁護士は、相談者の方のお話を聞き取って、ある程度のところまで要点をまとめ、必要なアドバイスをいたします。
ただ、相談者の方が、事前に、「どういうことがあったか」をまとめていただくと、早く要点がわかりますので、その分、短い時間で充実した相談ができます。
また、「どうしたいか」という目的がはっきりしていると、その目的に向けたアドバイスをすることができます。
資料を見せていただければ、どういう証拠があるのかもわかりますので裁判の見通しがつけやすくなりますし、お話の内容も理解しやすくなります。
そういう意味では、準備は必要ありませんが、(1)「何年何月何日(又は何年何月頃)に何があったか」という程度の簡単なメモ、(2)関係しそうな資料を持ってきていただき、(3)「どうしたいのか」を考えてきていただけると、より充実した法律相談ができるといえます。
なお、債務整理や破産を考えて相談に来られる方は、債権者名をすべて書き出し、一ヶ月あたりの収入と生活費をまとめて来ていただくと、早く進みます。また、債権者に通知を発送するにあたって、クレジットカードにハサミを入れて送り返しますので、すべてのクレジットカードを持ってきていただいた方が良いです。