白石資朗法律事務所

トラブル解決方法いろいろ

トラブルの解決方法には、どういったものがあるでしょうか?

 

 例えば、盗まれたものを自分で、力づくで取り返すことは、許されていません。話し合って返してもらうか、警察に相談するか、裁判所の手続きを利用するか、ということを考えてください。そうでないと、力の強い者が暴力で取り返すことを認めてしまうことになり、結局は、社会の治安や安全が守られないことになってしまうのです。

 

 相手を処罰してもらいたいときや、身の安全を守ってもらいたいときには、警察に相談してください。弁護士も、そのためのアドバイスやお手伝いをいたします。

 

 話し合いで解決したいとき、もちろん、ご自分たちで話し合って解決するならば、それが一番良いと思います。ただ、自分たちだけでは無理だなと思ったら、裁判所で「調停」という手続きをしてもらえます。「調停」というのは、話し合いで解決することを、裁判所がお手伝いする手続きです。調停員という第三者が話し合いに加わることで、トラブルが解決に向かうこともあります。
 話し合いですから、ご自分だけでもできます。もちろん、弁護士を依頼していただければ、弁護士が同席いたします。その場合、弁護士は、事実関係を整理し、法的問題点を整理しながら、依頼者の方の言いたいことを、調停員や相手の方にわかってもらえるように活動します。
 家庭の中のことならば家庭裁判所ですし、家族以外の人とのことならば簡易裁判所です。

 

 話し合いでは解決できないだろうという相手の場合には、裁判を選ぶことになります。
 裁判も、ご自分でできないことはありません。わからないことは、裁判所の職員が教えてくれますし、特に、「少額裁判」や「支払い督促」など、簡易裁判所の事件は、比較的、わかりやすいかもしれません。
 ただ、実際のところ、裁判になると、専門的な用語が飛び交いますし、前提となる法律知識がないと相手方や裁判官の言っていることが理解できない場合もあります。簡易裁判所の手続きも、簡単とは言い切れません。「少額裁判」や「支払い督促」でも、相手から異論があれば、正式裁判手続きに移ってしまいます。
 ですから、裁判手続きになった場合には、弁護士に依頼することを、お勧めします。


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